テーマ:寺社観光

京都紹介・・・南山城の古寺 「岩船寺(がんせんじ)」

海住山寺から加茂駅を越えて南に行く当尾の山中に、南山城の古寺「岩船寺」がある。このあたりは自然豊かな里山の風情が残り、歩くと大変気持ちが良い。このお寺も創立は729年と古く天平の頃となる。聖武天皇が行基に命じて阿弥陀堂を建てられたのに始まり、その後弘法大師と智泉大徳が阿弥陀堂で伝法灌頂を行ったことで灌頂堂となり、813年…
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京都紹介・・・加茂町の海住山寺(かいじゅうせんじ)

京都府木津川市加茂町の海住山の中腹にある古寺である。京都検定の試験に出るまでこういうお寺のあるのを知らなかった。それからは何度か訪れたが、浄瑠璃寺や岩船寺とともにこのあたりの古寺を巡ると京都市内のお寺を回るのとは違った雰囲気を楽しめる。平城京から聖武天皇が恭仁京へ遷都されようと宮殿が造られた地域であり、京都より奈良の空気…
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京都紹介・・・海住山寺の国宝「五重塔」

海住山寺の国宝五重塔は高さが17.7mと東寺や醍醐寺、仁和寺に比べると小ぶりである。しかし、檜の古木がそばに寄り添い、鎌倉時代(1214年)に建てられた、この五重塔の風格を高めている。東寺では礎石の上に心柱が建てられていたが、ここの五重塔は初層の屋根下に裳階(もこし)を持ち、仏壇周囲の四天柱で心柱を支える構造となっている。こういう構…
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京都紹介・・・八幡の酬恩庵(しゅうおんあん)「一休寺(いっきゅうでら)」

一休寺の前のバイパスが出来てここへのアクセスは非常によくなった。それでも禅寺の寂びて凛としたお寺の感じは今も変わらない。このお寺は鎌倉時代に南浦紹明(なんぽじょうみょう)が禅の道場として妙勝禅寺を建てたのが始まりと言う。その後兵火で荒廃したが、1456年に一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が宗祖を慕い、その恩に報いる意味で…
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京都紹介・・・一休禅師が晩年を過ごされた酬恩庵「一休寺」

一休寺の方丈の白砂の前庭から、十六羅漢を擬した「十六羅漢の庭」として有名な東庭を見て、北庭に向かうと枯滝落水を表現した「蓬莱庭園」が現れる。方丈周囲の庭園は松花堂照乗、佐川田喜六、石川丈山の合作といわれ、八幡の松花堂照乗にまつわるお庭を見ると共通した美意識が感じられる。中門を出て本堂に向かうとここもモミジの新緑がまぶしい…
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京都紹介・・・宇治十二景の一つ「興聖寺」の琴坂

宇治神社を過ぎ、宇治川の東岸を奥(南)へと歩くと宇治十二景の一つ、「春岸の山吹」「興聖の晩鐘」で知られる興聖寺がある。興聖寺は山号を仏徳山といい、その山を背景とする粛然とした禅刹である。1233年に曹洞宗開祖の道元が伏見の深草に道場を創建し、その後道元が福井永平寺に移る事等で廃絶し、1648年に淀城主の永井尚政が、菩提寺…
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京都紹介・・・静寂な禅刹 宇治「興聖寺」の堂棟とお庭

琴坂を出るとそこが龍宮造の楼門となる。この日は修復中で見られなかった。その奥に火炎窓風の格子のある白い築地塀で仕切られて薬医門があり、その門奥に興聖寺の本堂が見えている。背景は仏徳山で山の気に包まれて、非常に美しい眺めとなっている。楼門と薬医門の間の左手は、石組みのお庭の中に秋葉権現が祀られている。 右手には美しい鐘楼…
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京都紹介・・・興聖寺の血天井

興聖寺の本堂(法堂)は伏見城の遺構と伝えられている。本堂には本尊の釈迦如来が祀られる。本堂の左手に三面大黒天が祀られている。毘沙門天、弁財天と合体した大黒天で、圓徳院にある秀吉の念持仏のように、戦運、財運、福運でここも守られているような気がしてくる。本堂の廊下の天井は伏見城で鳥居元忠が死守して血で染められた、遺構が血天井…
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京都紹介・・・世界遺産 宇治の平等院鳳凰堂

宇治川が南東から北西へ流れているので、京都から来るといつもここの東西南北に迷いが出る。宇治神社は宇治川東岸にあり、平等院は西岸となる。1052年に藤原道長の別荘であった宇治殿を子の頼通が寺に開創して始まった。本尊に大日如来を祀り、平等院と号している。1053年に阿弥陀堂(鳳凰堂)が建立されて、そこに本尊が安置されたという…
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京都紹介・・・平安時代 藤原頼通が開創した平等院

平等院鳳凰堂は池の中島上に東面して建てられている。平安時代の阿弥陀堂の代表的遺構であり、復元された州浜も頼通の時代の庭園意匠を見せている。栄華を極めた藤原頼通一族により、絢爛豪華に展開された浄土の楽園に残された作品は、鳳凰堂の国宝阿弥陀如来他、宝物館の鳳翔館には52体ある雲中供養菩薩の内26体と、鳳凰一対、形の美しさで有…
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京都紹介・・・世界文化遺産の宇治上神社

宇治神社の奥に宇治上神社がある。次に写真紹介する拝殿と本殿だけの神社だが、本殿は平安時代1060年代の神社建築であり、日本最古の遺構という。本殿も鎌倉時代のもので、共に国宝であり、1994年に世界文化遺産に登録されている。ここは宇治神社のときにも紹介したが、もと応神天皇の離宮である桐原日桁宮(きりはらひけたのみや)の跡であり…
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京都紹介・・・日本最古の神社建築の遺構 宇治上神社

宇治上神社のご祭神は応神天皇と仁徳天皇、そして菟道稚郎子命(ウジノワキイラツコノミコト)の三柱である。由緒は宇治神社のところで紹介したので割愛するが、本殿の建物は平安時代後期の神社建築で、格子の中をのぞくと一間社流造の社が三棟並んでいる。京都の寺社はほとんどが兵火で焼失しているのに、このように古いものがよくぞ残ったものと…
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京都紹介・・・宇治の地名の元になる神様を祀る「宇治神社」

宇治川の両岸には、源氏物語の宇治十帖にちなみ、さわらびの道、あじろぎの道があり、平等院や宇治神社、宇治上神社、興聖寺等の寺社や古跡、源氏物語ミュージアム等もある観光の名所となっている。ゆっくり半日以上、この地域は楽しめるところである。源義経と義仲の戦の先陣争いの碑のある、宇治川中州に掛かる丹塗りの朝霧橋を渡ったところが、…
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京都紹介・・・洛西大原野にある美しいお寺「正法寺」

洛西の大原野神社の向かいに古刹の正法寺がある。参道に朱の橋が架かり、四季折々、非常に美しい花々を楽しめるお寺である。4月30日に参拝したその日には、入り口の藤棚に満開の花が房となり、終焉の枝垂桜に野村モミジの萌える赤と新緑が美しいコントラストを見せていた。ここは天平勝宝の753年頃に創建された古刹であり、真言宗のお寺である。…
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京都紹介・・・ボタンの花と「正法寺」の前庭

正法寺の玄関の前庭は、巨石を用いた石庭となっている。この日はちょうどボタンの花が満開となっていて、絢爛たる花の姿を見せていた。アプローチの桜や、躑躅の大刈り込み、鉢植えの皐月、台杉、形良い松等々、非常に手入れが行き届いていて、整備された現代の庭園美を見せてくれるお寺である。正法寺のご詠歌に「西山に散るもみじ葉も咲く花もさなが…
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京都紹介・・・名刹「正法寺」の美しい借景庭園

正法寺の本堂前には、鳥獣戯画を見るがごとく石が配された、「宝生苑」と呼ばれる広々とした借景庭園がある。東を見晴らせば遠く醍醐の山々が連なっていて、手前に稲荷山が京都の町を縁取っている。平安時代の貴族たちの狩猟遊興の地として、和歌にも数々詠まれるのどかな光景が、築地を隔てて中の石庭に、溶け込むように演出されている。蓬莱山の滝組…
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京都紹介・・・大原野「正法寺」のやすらぎ空間

正法寺の春日不動明王をお祀りする不動堂周辺には大きな地蔵尊が建てられている。回廊の縁には大阪鴻池家伝承の大手水鉢があり、ここにもボタンの花が豪華に咲いていた。また法寿泉と呼ばれる水琴窟があり、妙なる音色も聞かせている。不動堂の上には春日稲荷の社がある。広い境内には梅、桜、躑躅、藤、モミジ等々が、季節ごとに癒しの花々を咲かせる…
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京都紹介・・・洛西大原野にある花の寺「勝持寺」

京都のお寺は駐車場からショートカットすると良さが半減する。この勝持寺も勝持寺駐車場ではなく、大原野神社の駐車場にとめて、歩いて8分ほど、仁王門からの参道から参拝する事をお薦めする。お寺はアプローチが美しい。ここも応仁の乱で焼失したお寺だが、仁王門は助かって、850年頃のこの寺の最古の建造物の姿を見せている。ここは白鳳時代…
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京都紹介・・・洛西大原野の西行桜と「勝持寺」

勝持寺の本堂には本尊の薬師如来が安置されている。鎌倉時代の像で薬壷から薬をつまむ珍しいお姿の寄木造りとなっている。仁王門に安置されていた金剛力士像もここにある。1140年にここで出家されたと伝えられる、西行法師の室町時代の像もここに置かれている。鐘楼横に西行が1140年に出家の際、一株の桜を植えて吟詠し、謡曲の西行桜とし…
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京都紹介・・・洛西大原野にあり桜と紅葉の名所「勝持寺」

「花見んとむれつつ人のくるのみぞ あたらさくらのとがにはありける」西行法師の歌で知られる勝持寺は、桜の花の頃はソメイヨシノが見事に咲き、鐘楼横の「西行桜」と呼ばれる枝垂桜のほかにも数種類の桜があり、100本ほどの桜が競演する。紅葉のころも境内に同じくらいのモミジが生えていて、見ごたえのある景観となる。歌に詠まれる瀬和井の…
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京都紹介・・・藤原氏の氏神 大原野神社

洛西の大原野地区は里山の雰囲気を残す牧歌的なところである。その山裾にいくつかの社寺があり、大原野神社に訪れると、勝持寺と正法寺をあわせて参拝できる立地にある。大原野神社は桓武天皇の皇后である藤原乙牟漏(ふじわらのおとむろ)が、784年に長岡京への遷都の際、春日大社のタケミカヅチノミコト、イワイヌシノミコト、アメノコヤネノ…
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京都紹介・・・修復真新しい大原野神社本殿

大原野神社の本殿は修復されて丹塗りが美しく映えている。春日造りの壮麗な桧皮葺本殿は応仁の乱で荒廃後、1648~1652年の慶安の頃に後水尾天皇が再建されたという。藤原氏の政権が強くなると、伊勢の斎宮や、賀茂の斎院と同じように、ここには斎女が置かれるほど隆盛を極めた神社となる。十輪寺で紹介した在原業平が思いを伝えて塩を焼い…
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京都紹介・・・西山宮門跡の善峯寺(よしみねでら)

西山三山に楊谷寺と、5/7に紹介した光明寺と、光明寺の西の山上に広がる宮門跡の善峯寺がある。小塩(おしお)からよしみねの里を通り車でしばらく行くと、急な坂道を登り詰めたところに駐車場がある。西国三十三ヶ所観音めぐりの20番札所であり、広大な敷地に建つ天台宗のお寺となっている。諸所で素晴らしい眺めが楽しめる立地であり、私が…
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京都紹介・・・善峯寺と遊龍松

このお寺で圧巻なのが遊龍松と名づけられた、昭和7年に天然記念物に指定されている樹齢600年にもなる五葉松である。残念ながら松くい虫の被害で平成6年に、15mあまり切られたため昔の姿ではなくなったが、それでも仕立て直されたこの松は、善峯寺の大看板である。龍のように全長40mほどの枝を多宝塔の前に伸ばしている。枝ぶりは石垣や…
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京都紹介・・・善峯寺の境内めぐり

善峯寺は3万坪の境内地の中に、案内どおりに進むと21箇所の見所がある。周遊コースも山上の奥の院や青蓮院の宮御廟まで含めると、ゆっくりまわると小一時間は必要である。本堂の次に厄除けの鐘を見て護摩堂に参り、先ほどの遊龍松と多宝塔、経堂を見て開山堂へお参りする。開山堂からは東に京都の市内が、先ず最初のパノラマとして目に入る。今…
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京都紹介・・・善峯寺と桜・あじさい苑

開山堂の先には幸福地蔵が祀られている。これは玉の輿に乗られた桂昌院が、幸せを願い拝まれた300年前のお地蔵様という。そしてその先の谷には桜とあじさいが一面に植えられた「桜・あじさい苑」となっている。善峯寺は四季折々に色々な花木を楽しめるお寺だが、特に桜とあじさい、紅葉、南天が美しく、私は思い出もあり冬の南天に心を動かされ…
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京都紹介・・・善峯寺と桂昌院廟

桂昌院は西陣の八百屋の娘お玉といわれている。非常に信心の厚い方だったようで、玉の輿の語源となる徳川家光の寵愛を得て、五代将軍綱吉のご生母となり、位人身を極めて後、京都の多くの社寺に再興の為の寄進をされている。これには色々批判は当時あるものの、大きな経済政策効果を生んでいたようだ。イメージが悪い生類憐みの令も、すさんだ蛮行…
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京都紹介・・・善峯寺と釈迦堂

桂昌院廟にお参りした後は、多宝塔や経堂の美しい建物を下に見て、十三仏堂を通り釈迦堂へ出る。釈迦堂は1885年(明治18年)に建てられていて、石仏の釈迦如来が祀られている。善峯寺は神経痛・腰痛に霊験あらたかといわれるが、ここが祈祷所となっている。釈迦堂の周りにある築地塀越しに、だんだん高見の見物となり、ここからの京都の眺め…
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京都紹介・・・善峯寺奥の院からの眺め

いよいよ善峯寺の最上段まで登ってくると、そこにはけいしょう殿と奥の院薬師堂がある。けいしょう殿は見晴らしの景勝をかけて桂昌院をお祀りする建物で、薬師堂は桂昌院のご両親が信心された薬師如来が祀られている。一番の高見で山谷が迫り、絶景を参道の階段や築地越しに見せている。とにかく善峯寺は拝観で周遊する各所から、京都の絶景が楽し…
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京都紹介・・・善峯寺の墓地と阿弥陀堂

最後となったが境内の一番西奥の高台に、青蓮院の宮御廟と桂昌院親族のお墓がある。そこからコースは下りとなり、お不動様のある青蓮の滝を通り阿弥陀堂へ降りてくる。阿弥陀堂は1673年の建立で、宝冠阿弥陀如来をお祀りし、徳川家代々と善峯寺の檀信徒の位牌を安置するお堂となっている。阿弥陀堂から帰路に着く坂道は、小一時間の参拝と豊か…
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