建仁寺の方丈から庭に降りて北に茶室「東陽坊」がある。この茶室は秀吉の北野大茶会の時の副席といい、二畳台目席の最も優れた規範的な形と紹介されている。手前には関が原の戦いで石田三成とともに名を残す、毛利家の外交禅僧であった安国寺恵瓊(あんこくじえけい)の首塚がある。また、方丈の唐子遊戯図の襖絵を描いた、田村月樵が愛用した91cmもの大硯が記念碑として据えられている。方丈には南と西に広がる白砂枯山水の前庭があり、正面に法堂の雄姿が借景となる。この方丈は安国寺恵瓊が1599年に広島の安国寺から移築したものといい、銅板葺屋根の美しい禅宗方丈建築となっている。
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