ムラサキツバメの越冬集団とムラサキシジミ
今年もムラサキツバメの越冬集団がどのように形成されているか、多産地に確認に出かけた。ムラサキツバメは越冬に際して南向き日当たりのよい広葉樹の葉上で集団になり枯葉に擬態して越冬する。ムラサキシジミはアラカシ等の植樹の枯葉の絡まりに潜り込み複数で越冬する。いずれも南向きなので太陽が当たる10時半ころになると気温が10度を超えると日光浴に飛翔し、体が温まると元の宿所に戻ってくる。風や振動で下に零れ落ちたとしても太陽が当たることにより活動して元に戻れるようだ。観察すると日光浴時はかなり広い範囲を飛び回り、時間がたつと見事に元の位置に戻ってくる。何かフェロモンなどで呼び合っているのだろうか?南向きのマテバシイ林はエナガやメジロなどの小鳥が鷹を恐れて現れない場所なので蝶もこういう適地をよく知ってそこに越冬するようだ。また、この観察地は人の通行も少ないので人により荒らされることもない環境にもなっている。
南向きの太陽がよくあたるマテバシイ林の葉上で集団になり17頭以上のムラサキツバメが越冬している。 2020.11.30.撮影
今回見つけた17頭以上いる1つ目のムラサキツバメの越冬集団の状況 2020.11.30.撮影
今回見つけた2か所で20頭以上の集団になったムラサキツバメの越冬集団 2020.11.30.撮影
今回見つけたマテバシイ葉上のムラサキツバメが5頭、ムラサキシジミが1頭で同宿する集団 2020.11.30.撮影
今回見つけたマテバシイの葉陰で3頭が越冬するムラサキツバメの集団 2020.11.30.撮影
今回見つけたマテバシイの葉陰で2頭が越冬していたムラサキツバメの集団 2020.11.30.撮影
温度が上がり日光浴に活動しマテバシイにとまり開翅するムラサキツバメ♂ 2020.11.30.撮影
温度が上がり周辺を飛び回りサザンカの葉上に開翅するムラサキツバメ♂ 2020.11.30.撮影
太陽が当たり飛び出してアラカシにとまるムラサキツバメ 2020.11.30.撮影
温度が上がり周辺を飛び回りアラカシにとまるムラサキツバメ 2020.11.30.撮影
気温が上がって10時半ころマテバシイ林を飛び回り開翅するムラサキツバメ♂ 2020.11.30.撮影
気温上昇で飛び回りサザンカの葉上で開翅するムラサキツバメ♂。こののち11時には元の宿所に戻った。 2020.11.30.撮影
気温上昇で飛び回り開翅するムラサキツバメ♀ 2020.11.30.撮影
気温が上がり南向きマテバシイとアラカシの林で飛び出したムラサキシジミ♀ 2020.11.30.撮影
ムラサキツバメやムラサキシジミの多い南向き広葉樹林で開翅するムラサキシジミ♀ 2020.11.30.撮影















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