2019年秋のヒサマツミドリシジミ産卵観察

今年のヒサマツミドリシジミは各地とも昨年、一昨年対比で1/10位の不作発生だったと思う。それで秋の産卵はどうなるかと心配したが、結果として昨年対比極めて観察例が少ない年になった。今期は8/26から10/7まで10回の観察を行った。それで産卵観察をできたのは9/30と10/1の2回、それぞれ1個体のみとなっている。姿だけでも見たのは9/27と10/7でそれぞれ1度のみだった。鈴鹿の産地では10/6に数頭観察されているが、例年とは数が非常に少ないといえる。鈴鹿は表年、大津、京都は裏年なのを考えても少なすぎる。9月の気温が30度を越える日が多かったのが原因しているだろうか。今季は10/7で観察を終了する。
1クサギ梅ノ木19.8.26 (5).jpg8/26、1回目の大津での観察。気温は30度を上回り暑い。ヒサマツの姿はどこにもない。クサギの花にはミヤマカラスアゲハが来ている。 2019.8.26.撮影
2ムラサキシジミ京都市久多川19.9.2 (5).jpg9/2、2回目の京都での観察。表年のウラジロガシにはムラサキシジミがいるがヒサマツのすがたはない。 2019.9.2.撮影
3アキアカネ久多19.9.10 (8).jpg9/10、3回目の京都での観察。産卵木付近に飛ぶアキアカネ。ヒサマツの姿は見ないのでスミナガシの3-4令幼虫を採って帰るが蛹になって全て寄生蠅が出た。こういうことも珍しい。 2019.9.10.撮影
4ウラギンシジミ針畑大橋19.9.25 (1).jpg4回目の大津での観察。ウラギンシジミはよく飛んでいるがヒサマツミドリシジミの姿は全く見られない。 2019.9.25.撮影
5ミンミンゼミ古々録谷19.9.14 (5).jpg5回目の鈴鹿での観察。今年、去年が裏年だったので発生時期にほとんど姿を見せなかったが、表年を期待したものの暑すぎて出てこなかった。ミヤマカラスを産卵用に持ち帰る。 2019.9.14.撮影
6産卵木久多大橋19.9.27 (2).jpg6回目の京都での観察。10:30ころ1♀が川から産卵木に入るが1時間ほど潜っていて11:30に表に出てきたもののすぐに杉の頂部にふわふわ飛び上がっていった。この日はその1例の目撃のみになる。やはり30度を超えていると暑すぎる。 2019.9.27.撮影
7ヒサマツミドリシジミ表年針畑川19.9.30 (67)1.jpg9/30、7回目の大津での観察。午前中は全く姿を見なかったが12:30に産卵に来た1♀を運良く見つける。30分ほど表に姿を出さず潜って産卵を続け13:00には川へ飛び去った。やはり30度の気温が関係しているだろう。 2019.9.30.撮影
8ヒサマツミドリ針畑川19.10.1 (7).jpg10/1、8回目の大津での観察。昨日と同じ場所で観察するがこの日は前日と同じ個体と思える♀が12:00に姿を見せ、30分ほど潜って産卵しており12:30には木の奥に姿を消した。ちょうどそこから日照がなくなりそれ以降姿を見せなかった。 2019.10.1.撮影
9針畑19.10.5 (2).jpg10/5、9回目の京都と大津での観察。 午前中は京都も全く姿を見ず、大津も午後全く姿を見ていない。27度だったが個体数が少ないせいだろう。 2019.10.5.撮影
10ノコンギク久多針畑川19.10.7 (1).jpg10/7、10回目の大津での観察。気温が24度まで下がり日照もあり絶好の産卵日和だが姿を見せない。ふわふわと川沿いを飛ぶ姿を見たが産卵木に寄りつかない。ノコンギクが美しく咲いていた。今季はこの日をもって観察打ち切りとする。 2019.10.7.撮影