チョウセンアカシジミの自然交尾と産卵

京都の自宅植木鉢に植えているデワノトネリコに今年も新潟産チョウセンアカシジミが自然産卵しないか5月16日に羽化した個体を3頭放蝶した。すべて放蝶後姿を消したが、2日後の19日朝に隣家のソメイヨシノの大木に1♀が午前6:00に静止しているのを見つける。この個体は午前9:00になると下草のホトトギス葉上で葉水を吸っていた。3個体はすべて♀なので友人に新たに19日に羽化した7個体を放蝶してもらい、その♂♀に交尾の期待をかける。昨年のように隣家ソメイヨシノでは見つからなかったが、19日の夕刻18:00にデワノトネリコの頂部葉上で交尾している1組の個体を2階からの観察で見つけ、可能性が出た。それらの個体は翌20日の朝6:00には離れて同じ場所に並んでとまっていたが、30分もすると動き始めて姿を消した。しばらく姿を見なかったが12:00に食樹デワノトネリコの基部に産卵している♀を見出す。そして15:00には別の場所に産卵した卵塊を見つけるが、これはすでに一部何者かに食害されていた。この食われ方を見ると昨年夏に孵化したように思えた卵は同じ天敵に食害されたようである。クロツバメシジミ観察でも羽化した個体は当日に交尾し、交尾後は即産卵に移る。一般的な蝶は子孫を残すことが親の最大の仕事なのでゼフなどでテリを張って飛び回る個体はすぐに♀に巡り合えず交尾できる♀を探すあぶれ♂なのかもしれない。
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5月16日に羽化し放蝶した♀個体。隣家のソメイヨシノ大木の葉上で朝6:00に静止していた。 2019.5.19.撮影
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5月19日9:00に我が家玄関先のホトトギス葉上で葉水を吸いに降りていた同♀個体 2019.5.19.撮影
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友人に5月19日に当日羽化した7個体を11:00に放蝶してもらった内の1♂。ツワブキの葉水を吸っている。 2019.5.19.撮影
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7個体放蝶後コバノクロウメモドキで静止してしばらくしてどこかへ姿を消した1♂個体 2019.5.19.撮影
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7個体放蝶後コバノクロウメモドキで静止する1♂個体 2019.5.19.撮影
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7個体放蝶後デワノトネリコ葉上で静止する1♀個体 2019.5.19.撮影
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7個体放蝶後デワノトネリコ葉上で静止する1♀個体 2019.5.19.撮影
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7個体放蝶後すべてどこかへ姿を消していたが、19日夕刻18:00に二階から見るとデワノトネリコ頂部葉上に1組の交尾個体を見つける。 2019.5.19.撮影
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5月20日朝6:00に見てみると同じ場所に♂♀は離れて並んでとまっており、30分もすると動き出して7:00頃になるとどちらもどこかへ消えた。 2019.5.20.撮影
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交尾後の♀ 2019.5.20.撮影
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交尾後の♂ 2019.5.20.撮影
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しばらくして姿を消したが継続して観察していると12:00に♀が食樹の基部に産卵しているのを見つける。 2019.5.20.撮影
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食樹のデワノトネリコ基部に産卵を終えたチョウセンアカシジミ♀ 2019.5.20.撮影
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ここには6卵産んでいた。 2019.5.20.撮影
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15:00にもう一度見てみると別の部位に5卵産んでいた。しかし、その1部は何らかの天敵に食われて空洞になっていた。昨年夏に見た中央に穴の開いた卵塊の状態と同じであり、これは孵化でなく食害とわかる。 2019.5.20.撮影

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