京都紹介・・・大悲山峰定寺(だいひざんぶじょうじ)と三本杉
花背峠を越えて別所から大布施を通り大悲山方面に行くと峰定寺がある。この道沿いには小さな宿屋が数軒あり、峰定寺の入り口には摘み草料理で有名な「美山荘」の佇まいがある。何度かここでお世話になったがこういうところでお茶の心でもてなされていただく料理と静かな宿泊の時間は、四季折々の変化の中で非常に豊かな寛ぎを感じさせてくれる。大悲山峰定寺は本山修験宗のお寺である。ここは1154年に千手観音坐像を天台宗の修験者観空西念が祀って堂を建てたことに由来する。この白檀の本尊は鳥羽上皇が奉納されたと伝えられ、不動明王、毘沙門天像が安置されて修験霊場となり栄えた。しかし、その後抗争で衰退し、1676年に道祐法親王により聖護院の援助で復興されている。仁王門は外側から眺めると美しい。本堂への道は修験の場なので厳しい登りである。ゆっくり登ると1350年に建てられた古代色豊かな懸崖作りの本堂に辿り着く。外側の八丁平へ向かうナメラ谷の道は、途中三本杉へ分かれている。その林道の終点に、平成3年に京都の自然200選に指定された大きな三本杉に行き着く。深山にある幹周14mくらいの巨大な杉であり、一度は見て欲しい場所である。
この記事へのコメント